“乳癌”の読み方と例文
読み方割合
にゅうがん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乳癌にゅうがんかも知れないと云ったもんだから、すぐに自動車で東京に引返して、旅支度たびじたくのまんま当病院ここへ入院したって云うのよ
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)
何もせぬのに夜通し痛がっていたので、乳腺炎にゅうせんえんになったのかと大学病院へ行き、歯形が紫色むらさきいろににじんでいる胸をさすがにはずかしそうにひろげててもらうと、乳癌にゅうがんだった。
競馬 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
地中の球根をきつぶせば強力なのりとなり、女の乳癌にゅうがんれたのにつければくといわれる。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)