九紫きゅうし)” の例文
これに一白いっぱく二黒じこく三碧さんぺき四緑しろく五黄ごおう六白ろっぱく七赤しちせき八白はっぱく九紫きゅうしの名を付し、これを年に配し月に配し、日および時に配し、かつ、これを五行生剋の理に考え
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
たまたま、六白ろっぱくだとか九紫きゅうしだとかいい出す老人があると、旧弊人として若い者から大いに笑われた。
改善は頭から (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)
私はよく知らないが、九紫きゅうしはどんな性格であり五黄ごおう寅歳とらどしの男女は如何に意地強きかといったりする。その星の強さというものに似たものを、私は画家の性格のうちに見る。
油絵新技法 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
あなたは何性と突然だしぬけに小歌に問れて、貞之進は素より知らないことゆえ知らぬと云えば、歌ちゃんはとおんなが横合から口を入れると、儂は火なの、じゃア十八で九紫きゅうしだね、く分ってね
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
一白いっぱく 二黒じこく 三碧さんぺき 四緑しろく 五黄ごおう 六白ろっぱく 七赤しちせき 八白はっぱく 九紫きゅうし
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)