トップ
>
乙亥
>
きのとい
ふりがな文庫
“
乙亥
(
きのとい
)” の例文
隆盛
(
たかもり
)
はとにかく、事がらによっては十八年の十が脱落したという可能性もある。しかし明治八
乙亥
(
きのとい
)
とあればまず八年に間違いはないのである。
自由画稿
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
永正三丙寅と承安元辛卯、いずれも弥勒元年とするもその十年は
乙亥
(
きのとい
)
か
庚子
(
かのえね
)
で辰の歳じゃない。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
依
(
よ
)
って印行の次第を記し以て序に代ふ。昭和十年
乙亥
(
きのとい
)
秋八月於偏奇館、荷風散人
識
(
しるす
)
雨瀟瀟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
乙亥
(
きのとい
)
正月二日、午前三時五十分。首都大東京の中心。丸の内有楽町に行なわれたこの壮烈な市街戦の事実を御存じの方はすくなかろう。読者諸君の中にもこれを知っておらるる方はあるまい。
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
去年が「
甲戌
(
きのえいぬ
)
」すなわち「
木
(
き
)
の
兄
(
え
)
の
犬
(
いぬ
)
の年」であったからことしは「
乙亥
(
きのとい
)
」で「
木
(
き
)
の
弟
(
と
)
の
猪
(
い
)
の年」になる勘定である。こういう昔ふうな年の数え方は今ではてんで相手にしない人が多い。
自由画稿
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
“乙亥”の意味
《名詞》
干支の一つ。60ある干支の組合せの12番目。
(出典:Wiktionary)
“乙亥”の解説
乙亥(きのとい、おつぼくのいのしし、いつがい)は、干支の一つ。
干支の組み合わせの12番目で、前は甲戌、次は丙子である。陰陽五行では、十干の乙は陰の木、十二支の亥は陰の水で、相生(水生木)である。
(出典:Wikipedia)
乙
常用漢字
中学
部首:⼄
1画
亥
漢検準1級
部首:⼇
6画
“乙”で始まる語句
乙
乙女
乙姫
乙卯
乙州
乙鳥
乙姫様
乙若
乙女椿
乙松