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中殿
ふりがな文庫
“中殿”の読み方と例文
読み方
割合
ちゅうでん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちゅうでん
(逆引き)
と、やや落着いて、夕べをさかいに、ひとまず諸卿は
中殿
(
ちゅうでん
)
(清涼殿)の昼ノ御座から西の
渡殿
(
わたどの
)
を、休息のため、退がって行った。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
六位ノ
蔵人
(
くろうど
)
や殿上の
端
(
はし
)
たちで、それぞれが物蔭での目撃を、
中殿
(
ちゅうでん
)
の
上達部
(
かんだちべ
)
へ、むらがり告げていたのであった。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いつか夜になっていて——深更もなお
御簾越
(
みすご
)
しに
中殿
(
ちゅうでん
)
の白い灯をよぎる衣冠の影が、そっと外へ立ったり席へもどってはまた議事に入るなど、ただならぬ気配であった。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
中殿(ちゅうでん)の例文をもっと
(4作品)
見る
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
殿
常用漢字
中学
部首:⽎
13画
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