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不調法
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ぶてうほふ
『
有り
難うはござりますが、
不調法でござりますし、それに
空腹を
催しましたで。‥‥』と、
玄竹はペコ/\になつた
腹を
十徳の
上から
押へた。
玄竹は
病家廻りの
忙しい
時間を
割いて、
日の
暮れるまで、
但馬守の
相手をしてゐた。
酒肴が
出て、
酒の
不調法な
玄竹も、
無理から
相手をさせられた
盃の
二つばかりに、ほんのりと
顏を
染めてゐた。
“不調法”の意味
《名詞》
不 調 法 (ぶちょうほう)
行き届かないこと。
至らないこと。
たしなみのないこと。
考え違い。
しくじり。
(出典:Wiktionary)