トップ
>
下城
>
げじょう
ふりがな文庫
“
下城
(
げじょう
)” の例文
それは、彼が、
下城
(
げじょう
)
をする際に、いつになく
機嫌
(
きげん
)
のよさそうな顔をしているので、
供
(
とも
)
の侍たちが、不思議に思ったと云うのでも、知れるのである。
煙管
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
大目附は、
登城
(
とじょう
)
下城
(
げじょう
)
に城中を通るとき、えへん、えへんと盛んにこの出もしない咳をして歩く。殊に、若侍の多い
溜
(
たま
)
りへでも近づくと、咳のしつづけである。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「じゃあ
下城
(
げじょう
)
してから話そう」と喜兵衛は云った、「中ノ口のところで待ってる」
霜柱
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
と、
下城
(
げじょう
)
のとちゅうで腕ぐみをしてしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
定刻
(
ていこく
)
に
出仕
(
しゅっし
)
して定刻に
下城
(
げじょう
)
し、その間は、仕事をしているごとく見せかけて、要領よくブラブラしていさえすれア、大した
失態
(
しったい
)
のない限り、まずお役御免なんてことはない。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
登城
(
とじょう
)
下城
(
げじょう
)
に、それとなく、要心していた。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
城
常用漢字
小4
部首:⼟
9画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕