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一渡
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ひとわたり
ふりがな文庫
“
一渡
(
ひとわたり
)” の例文
在
(
ざい
)
の人が町に出た帰りに必ず立ち寄るのがこれらの店であります。農村で使う
一渡
(
ひとわたり
)
の品が皆揃えてあります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
一渡
(
ひとわたり
)
店の売物に目を配ると、
真中
(
まんなか
)
に
釣
(
つる
)
した古いブリキの笠の
洋燈
(
ランプ
)
は暗いが、駄菓子にも
飴
(
あめ
)
にも、鼠は着かなかった、がたりという音もなし、納戸の暗がりは細流のような蚊の声で
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
腕も器量も
凄
(
すご
)
いのが、
唐桟
(
とうざん
)
ずくめのいなせな
形
(
なり
)
で、
暴風雨
(
あらし
)
に屋根を取られたような
人立
(
ひとだち
)
のする我家の帳場を、
一渡
(
ひとわたり
)
眗
(
みまわ
)
しながら、悠々として、長火鉢の向側、これがその座に敷いてある
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
渡
常用漢字
中学
部首:⽔
12画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥