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一抹
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いつまつ
ふりがな文庫
“
一抹
(
いつまつ
)” の例文
彼
(
かの
)
ゲエテの
希臘
(
ギリシヤ
)
と雖も、トロイの
戦
(
たたかひ
)
の勇士の口には
一抹
(
いつまつ
)
ミユンヘンの
麦酒
(
ビイル
)
の泡の
未
(
いまだ
)
消えざるを
如何
(
いか
)
にすべき。歎ずらくは想像にも
亦
(
また
)
国籍の存する事を。(二月六日)
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
が、その間のなんとなく
一抹
(
いつまつ
)
の危機を
孕
(
はら
)
んでいるような沈黙は、戸外で荒れ狂う
吹雪
(
ふぶき
)
の
唸
(
うな
)
りを
明瞭
(
はっきり
)
と聴かせて、いっそう凄愴なものにしてしまった。法水はようやく口を開いた。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
“一抹”の意味
《名詞》
一抹(いちまつ)
いくらか。多少。
一塗りすること。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
抹
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥