“横恋慕”の読み方と例文
読み方割合
よこれんぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
素人しろうとでございましても、色の恋のというまでもなく、得心ずくでしたら、そりゃ横恋慕よこれんぼもかなうことがございましょう、毛唐とはいえ
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
横恋慕よこれんぼをしていた、腹の立つお京とはいえ、そういう、女としての愛情の真実さには、マンも、心の奥底で同感をおぼえている。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
「手をひくどころか、いよいよ意地をげての横恋慕よこれんぼです。おまけに手をかえ、品をかえて、甲賀家の財宝まで、おのれの物にしようという腹……太い野郎でございます」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)