“各々方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おのおのがた62.5%
おの/\がた37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
席上の各々方おのおのがた、今や予が物語すべき順番の来りしまでに、諸君がかたり給いし種々くさぐさの怪談は、いずれも驚魂奪魄きょうこんだっぱく価値あたいなきにあらず。
黒壁 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「全くもって笑止千万、大岡様などは狐鼠泥こそどろ相手に威張っておればよいのだ。喬之助は、飽くまでもこっちの手で片づける! なあ、各々方おのおのがた
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
各々方おの/\がたお悦び下さい、拙者は軽くって切腹、重くって縛り首と覚悟してお白洲へまいりしところ、かみのお慈悲を以て罪をおゆるし下されたのみか
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
下され五十兩には百五十石三百兩ならば千石其餘は是にじゆんじて宛行あておこなはるゝ思召なりれば各々方おの/\がたも今の内に御用金を差上られなば御直參ぢきさんに御取立に成樣師檀しだんよしみを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)