“カシコ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:かしこ
語句割合
71.4%
28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姫は、大門のシキミを越えながら、童女殿上ワラハメテンジヤウの昔のカシコさを、追想して居たのである。長い甃道イシキミチを踏んで、中門に屆く間にも、誰一人出あふ者がなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
姫は、大門のシキミを越えながら、童女ワラハメ殿上テンジヤウの昔のカシコさを、追想して居たのである。長い甃道イシキミチを踏んで、中門に届く間にも、誰一人出あふ者がなかつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此歌で見ると、真土山を越えて行くことを見せて居る。ところが三番目の歌では、河内境のカシコの阪と言ふのを越す様にある。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
父君に我は愛子マナゴぞ。母刀自トジに我は寵子メヅコぞ。参上マヰノボる八十氏人の 手向タムけするカシコサカに、ヌサマツり、我はぞ退マカる。遠き土佐路を
相聞の発達 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)