“ゐぶつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
遺物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
臺所から十歩ばかりで井戸がある。井戸はきう時代の遺物ゐぶつと謂ツても可い車井戸で、流しの板も半腐はんぐさりになツて、水垢みづあかこけとで此方から見ると薄ツすり青光あをひかりを放ツてゐた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
それから五にん手分てわけをして、窟内くつないくまなく調査てうさしてると、遺骨ゐこつ遺物ゐぶつ續々ぞく/″\として發見はつけんされる。それをあやまつてみさうにる。大騷おほさはぎだ。
余は貝塚に於ける遺物ゐぶつついて動物性食物の原料げんれう調査てうさしたり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)