“ゐで”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヰデ
語句割合
33.3%
井出33.3%
井手33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊香保いかほろのやさかのゐでぬじあらはろまでもさをさてば 〔巻十四・三四一四〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「やさかのゐで」は八坂という処にあった河水をたたえ止めた堰(いぜき・せき・つつみ)であろう。八坂は今の伊香保温泉の東南に水沢という処がある、其処だろうと云われている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
節信 (自慢らしく。)それは井出ゐでの玉川の蛙でござる。
能因法師 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
井手ゐでかはづの干したのも珍らしくないからと、行平殿のござつた時、モウシ若様、わたし従来これまで見た事の無いのは業平なりひら朝臣あそんの歌枕、松風まつかぜ村雨むらさめ汐汲桶しほくみをけ、ヘマムシ入道の袈裟法衣けさころも小豆あづき大納言の小倉をぐらの色紙
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)