“ろとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
路頭84.6%
露頭15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
邪魔じやまいたつみなき者に罪を離縁りえん仕つりしにより私し共路頭ろとうまよひ候を村内の者共たつすゝめにまかせ里儀を惣内妻にいた候夫を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しかもその金を受け取らないとなれば、わたしばかりか一家のものも、路頭ろとうに迷うのでございます。どうかこの心もちに、せめては御憐憫ごれんびんを御加え下さい。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
と言いながら、七兵衛は自分の被っていた笠のひもをあわただしく解いて、それを脱ぐと、兵助の前へその露頭ろとうを突き出しながら
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それからは洪積層こうせきそう旧天王キーデンノー安山集塊岩あんざんしゅうかいがんおかつづきのにもかぶさっているかがいちばんの疑問ぎもんだったけれどもぼくたちは集塊岩のいくつもの露頭ろとうを丘の頂部ちょうぶ近くで見附みつけた。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)