“ろせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
盧生41.7%
櫓声41.7%
廬生8.3%
艪声8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例の盧生ろせい邯鄲かんたんの夢——黄梁こうりょうせんの出来る間に五十年の栄華を夢みたという話なども、決して単なる偶話ではなく、私の所謂いわゆる第四次元の世界を覗き
余等はみちびかれて紅葉館のはたともに立てた小舟に乗った。宿引は一礼いちれいして去り、船頭はぎい櫓声ろせいを立てゝぎ出す。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
とかく合いかねるは人の身のつばめ、今まで見ていた廬生ろせいの夢も一すいの間に覚め果てて「アアまた情ない身の上になッたかナア……」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
閑雅かんがの趣おのずから画面に溢れ何となく猪牙舟ちょきぶね艪声ろせいかもめの鳴くさえ聞き得るような心地ここちがする。かの柳はいつの頃枯れ朽ちたのであろう。