“りょうげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
燎原59.4%
両舷15.6%
了現15.6%
両見3.1%
良源3.1%
良験3.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燎原りょうげんの火の如く、千里眼が全国に拡がり、いたる処に千里眼者が出現したのも無理のない話である。
千里眼その他 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
何かに吐け口を見なければやまない物騒な青春の火——その火が運命の燎原りょうげんをみずから焼いているのだ。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二万トンの××は高い両舷りょうげんの内外に無数の職工をたからせたまま、何度もいつにない苛立いらだたしさを感じた。
三つの窓 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
帆のほか、両舷りょうげん大櫓おおろもある。水夫かこたちは、えいや声をらした。風がない。たよるのは櫓であった。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
——水分みくまりの方から馬で安間了現りょうげんと桐山小六の二人がここへ向って飛んで来る姿が、道のはるかに見えていた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いや、それにおよばんと、いま了現りょうげんや新左の言もしりぞけたところだ。案じるな」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その所為せいか登山道も、日向大谷ひなたおおや(明神社別当観蔵院、当山派修験)からの表口の外に、浦島(権現社別当金剛院、本山派修験)から両見りょうげん山に上って、長い尾根を西に伝い、二子山
奥秩父 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
井手いでの蛙のひぼしかなとも評せられた、いわゆる角大師の像なども、中央では元三大師がんさんだいし良源りょうげんという名僧の肖像の如く言われたが、奥羽の北端と北九州の一部とでは、これが霜月三夜の神であるが如く、思っていた者が多かったのである。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
結縁けちえんせざるし、と云って居るから、四十以後、道心日に募りてみ難く、しかも未だ官を辞さぬ頃、自他の信念勧進のために、往生事実の良験りょうげんを録して
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)