“りがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
利害62.5%
理外12.5%
籬外12.5%
罹害12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
各藩相互に自家の利害りがい栄辱えいじょくを重んじ一毫いちごうも他にゆずらずして、その競争のきょくは他を損じても自から利せんとしたるがごとき事実を見てもこれを証すべし。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
世の中には理外りがいというものがないとも限らないのだ。
幽霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
国歩艱難かんなんにして策いまらず、身を忘れいささ野芹やきんの誠を献ず。才うとく万事人望にたがい、徳薄く多年世情にそむく。皎月こうげつの門前にたれか石を折り、芳梅の籬外りがいなんえいを斬る。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
商売人でも村幸むらかうとか浅倉屋あさくらやとか吉吉よしきちだとかいふのが焼けたからその方の罹害りがいも多いにちがひない。個人の蔵書はかくも大学図書館の蔵書の焼かれたことは何んといつても大学の手落ちである。