“よびよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
呼寄80.0%
招寄20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどもただ私がその事を人に語らず顔色かおいろにも見せずに、御家老様ごかろうさまと尊敬して居たから、所謂いわゆる国家老くにがろうのおぼうさんで、今度私を江戸に呼寄よびよせる事についても、家老に異議なくすぐに決してさいわいであったが
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
きかれ夫は近頃ちかごろかたじけなし早速に呼寄よびよせ療治すべし其者は何所に居やと尋ねらるゝに勇右衞門其者儀そのものぎは長谷川町にまかあり名は城富と申して至つてはり功者こうしやに候と申けるにぞ越前守殿早々用人の山本新左衞門やまもとしんざゑもん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あのS・O・S小僧が颱風たいふうや、竜巻スパウトや、暗礁リーフをこの船の前途コース招寄よびよせる魔力を持っちょる事が、合理的に証明出来るチウならタッタ今でもあの小僧を降す
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)