“よしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
予州57.1%
予習14.3%
余執14.3%
余習14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、そこに滞在して、かたき在処ありかさぐる内に、家中のさむらいの家へ出入でいりする女の針立はりたての世間話から、兵衛は一度広島へ来てのち、妹壻の知るべがある予州よしゅう松山まつやまへ密々に旅立ったと云う事がわかった。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
明日あすから、学校がっこうだ。また、予習よしゅうもはじまる。おおいにしっかりやろう。橋本先生はしもとせんせいは、ぼくたちのために、いつもおそくまでのこっていてくださる。あ、先生せんせいに、年賀状ねんがじょうをあげるのをわすれた。
ある少年の正月の日記 (新字新仮名) / 小川未明(著)
一般には霊のみは自由に清い地に昇って安住し、または余執よしゅうがあればさまよいあるき、或いは愛する者の間に生まれ替ってこようとしてもいた。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それが道学どうがく余習よしゅうなのか、または一種のはにかみなのか、判断はあなたの理解に任せておきます。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)