“よかかえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四抱60.0%
四囲40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
路はここで二条ふたすじになって、一条いちじょうはこれからすぐに坂になってのぼりも急なり、草も両方から生茂おいしげったのが、路傍みちばたのそのかどの処にある、それこそ四抱よかかえ、そうさな、五抱いつかかえもあろうという一本のひのき
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
午後は親子三人、此度は街道を西南に坂を半上って、牧場の埒内らちないに入る。東向きの山腹、三囲みかかえ四囲よかかえもあるならの大木が、幾株も黄葉の枝を張って、其根もとに清水がいたりして居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
中には我等の三囲みかかえ四囲よかかえとうの老樹多きに驚けり。山頂に登り、近くは斗満※別、遠くは阿寒山を眺め、近き渓々たにたには緑葉樹の蓊鬱おううつたるを望み、西に斗満の蓊鬱たるを望み、近き西には斗満川を眺めたり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)