“ようむき”の漢字の書き方と例文
語句割合
用向100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ロレ はれ、それは物怪もっけ不運ふうんの! 眞實しんじつ重大ぢゅうだい容易ようゐならぬ用向ようむきその書面しょめん、それが等閑なほざりになったうへは、どのやうな一大事だいじ出來でけうもれぬ。
用向ようむきは一大事があつて吉見九郎右衛門の訴状そじやうを持参したのを、ぢきにお奉行様ぶぎやうさまに差し出したいと云ふことである。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
見し由にて心にかゝる旨申に付吉凶きつきようとはんと存じ夕七つ時分に宿やどを出しに途中とちうにて先年懇意こんいになりし細川家の藩士はんし井戸ゐと源次郎げんじらうに出會しゆゑ如何なる用向ようむきにて此地へ來られしやととひしに妻を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)