“ようふくや”の漢字の書き方と例文
語句割合
洋服屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
片手かたてにブリキかんをぶらさげて、片手かたてにはさおをち、いつも帽子ぼうし目深まぶかにかぶって、よくこの洋服屋ようふくやまえとおったのでありました。
窓の内と外 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ぼく、お正月の洋服ようふくをちゅうもんしにいったんだよ。そしたら、洋服屋ようふくやのおじさんめ、『四年生かね。』ときくのさ、いやになっちゃった。」
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
いつものように、おかあさんは、洋服屋ようふくやへこられて、こんどは、せい一が、新学期しんがっきからるためのあたらしいふくを、おたのみなさったのでした。
窓の内と外 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しろくろの、ぶちのかわいらしいねこが、洋服屋ようふくやかざまどのうちに、いつもひなたぼっこをしていました。そのころ、せい一は、まだ学校がっこうがりたてであった。
窓の内と外 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「しかし、よかったね。洋服屋ようふくやのおじさんがちょうどとおりかかって、ねずみがこまっているのだからといって、つれていってくれたので。」と、正二しょうじは、いいました。
野菊の花 (新字新仮名) / 小川未明(著)