“やつつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
八歳73.3%
遣付20.0%
八才6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八歳やつつばかりに成る近所の女の兒が二人來て、軍艦や電車の形を餘念なく描いて居る私の子供の側で、『あねさま』などを出して遊んで居ります。
換言すれば生存上腕力の必要を向後かうご当分のあひだ忘れる事の出来ないやうに遣付やつつけられた。軍国主義が今迄彼等に及ぼした、又これから先彼等に及ぼすべき影響は決して浅いものではない。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「へい、ちつぢゞいには似合にあひましねえ、むらしゆわらふでがすが、八才やつつぐれえな小児こどもだね、へい、菊松きくまつつてふでがすよ。」
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)