“もんそと”の漢字の書き方と例文
語句割合
門外100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
話かわって飯島平左衞門は孝助を門外もんそとに出し、急ぎ血潮したたる槍を杖とし、蟹のように成ってよう/\に縁側に這い上がり、よろめく足を踏みしめ踏みしめ、段々と廊下を伝い
以て願へと雖も聞入きゝいれさけびける故やが門外もんそとへ送り出すにぞお梅は腰掛こしかけにて暫時しばし休息きうそくし又々訴訟所へどつさりすわり以前の如く申故又々送り出され最早もはや夜に入り門もしまりければ是非なく腰掛こしかけに夜を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
大きくはなるけれど、まだ一向に孩児ねんねえで、垣の根方ねがたに大きな穴を掘って見たり、下駄を片足門外もんそとくわえ出したり、其様そんな悪戯いたずらばかりして喜んでいる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)