“もんじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
文字98.8%
文宇1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その足もとには、波がまっ白なあわをとばして、くだけっています。ガンたちは、そのがけめがけて、ま一文字もんじに飛んでいくのです。
病中の日記をしらべて見ると九月二十三日の部に、「午前ジェームスをおわる。好い本を読んだと思う」と覚束おぼつかない文字もんじしたためてある。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
前刻さつきすがさんにつたときわたしをりしもあかインキで校正かうせいをしてたが、組版くみはん一面いちめん何行なんぎやうかに、ヴエスビヤス、噴火山ふんくわざん文宇もんじがあつた。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)