“もろあし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諸足58.3%
兩足16.7%
両脚8.3%
双足8.3%
諸脚8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、木蔭から徒歩かちの若武者が、太刀を振ってあらわれ出たが、真っ先に進んだ敵の一騎の、馬の諸足もろあしいで仆し、落ちるところを討って取り、つづいて十数人を討ちとった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
神の使者つかひ兩足もろあしをこの上に載せ、金剛石とみゆる閾のうへに坐しゐたり 一〇三—一〇五
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
両脚もろあしや。よきももいろ
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
と、俯つ伏した儘、彼の双足もろあしを払った。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
正面に、エレベエタアの鉄筋が……それも、いま思うと、灰色の魔の諸脚もろあし真黒まっくろな筋のごとく、二ヶ処に洞穴ほらあなをふんで、冷く、不気味に突立つったっていたのである。
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)