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めしかゝへ
示し其より江戸表へ下る
可と
相談一決せしが未だ御家來不足なり大坂にて
召抱んと夫々へ申付此度
新規に抱たる者共には
是に
依て享保三年五月十八日
双方共呼出され淡路守殿彦兵衞に向はれ其方儀彌七は
何時召抱たるやと尋ねらるゝに彦兵衞
謹んで
去年師走に召抱候と申を
能勘辨致せ未だ氣心も知れぬ者に
金高の品を
土中に
埋むるに均し今貴僧の
咄さるゝ天一坊殿にも此伊賀亮の如き者一人
召抱に相成ば此上もなき御仕合と申もの也我も立身に
望なきにあらず
老僧宜く取計ひ給へと申ける常樂院大に喜こび
早速大膳にも
相談に及びし所ろ
大望を