“むが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無我85.7%
夢我14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
民藝の美には無我むが的な超個人的な美が示されるが、個人的作には自我じがはびこり意識が多く、したがって作為が勝ち、自然さにそむく故美が乏しくなってくるのである。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
おれも金貨きんかが見えてる間は無我むがむちゅうだったが、金貨が消えてしまったとたん、ぞっとしたね。がたがたとふるえてきて、どうしてもとまらねえんだ。このごろはへんなことばかりつづくじゃないか。
手は刀を離さず、必死となっ夢我むが夢中、きらめくやいばは金剛石の燈下にまろぶ光きら/\截切たちきる音はそらかく矢羽やばねの風をる如く、一足退すさって配合つりあいただす時はことの糸断えて余韵よいんのある如く、こころ糾々きゅうきゅう昂々こうこう
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)