“みに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
88.2%
見悪5.9%
身荷5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その表面を無残にもかきいた、生々しい傷痕のみにくさとが、怪しくも美しい対照をして、彼の眼底に焼きついたのであった。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
最始さいしょの博物学者は蛅蟖けむしの変じてまゆと成りしときは生虫の死せしと思いしならん、他日美翼を翻えし日光に逍遙するちょうはかつて地上に匍匐ほふくせし見悪みにくかりしものなりとは信ずることの難かりしならん。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
和訓栞わくんのしおり』に依ればみのの語源は「身荷みにの義なるべし」とある。身に担うの意にもとづいたのか。この外に異説の文献は見当らぬ。蓑を「簔」とも書くが正しくない。
蓑のこと (新字新仮名) / 柳宗悦(著)