“まんだら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マンダラ
語句割合
曼陀羅73.0%
曼荼羅18.9%
万陀羅5.4%
2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
釈迦牟尼仏しゃかむにぶつを囲み 説法を聞いて居るような有様に見えて居る。成程天然の曼陀羅まんだらであるということはその形によっても察せられた。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
その隣りの最教寺は日蓮宗で、ここの宝物には蒙古退治の曼荼羅まんだらがあるというので有名でした。
その夜文三は断念おもいきッて叔母に詫言をもうしたが、ヤてこずったの梃ずらないのと言てそれはそれは……まずお政が今朝言ッた厭味に輪を懸け枝を添えて百万陀羅まんだらならべ立てた上句あげく
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
瑞々みずみずと結い上げてやったお六の頭が見るも浅ましくところまんだらに天保銭ほどの禿になっている。白癬しらくも頭のおできのあとのようにも見えるし台湾坊主の出来そこないみたいにも見える。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)