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まへづま
ふりがな文庫
“まへづま”の漢字の書き方と例文
語句
割合
前褄
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前褄
(逆引き)
袂
(
たもと
)
を、はつと
亂
(
みだ
)
すと、お
納戸
(
なんど
)
の
其
(
そ
)
の
扱帶
(
しごき
)
で
留
(
と
)
めた、
前褄
(
まへづま
)
を
絞
(
しぼ
)
るばかり、
淺葱縮緬
(
あさぎちりめん
)
の
蹴出
(
けだし
)
が
搦
(
から
)
んで、
踏出
(
ふみだ
)
す
白脛
(
しらはぎ
)
を、
草
(
くさ
)
の
葉
(
は
)
の
尖
(
さき
)
で
危
(
あやふ
)
く
留
(
と
)
めて……と、
吹倒
(
ふきたふ
)
されさうに
撓々
(
たわ/\
)
と
成
(
な
)
つて、
胸
(
むね
)
を
反
(
そ
)
らしながら
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
頬の堅さがほぐれて、自分の端たない樣子を耻ぢるやうに
前褄
(
まへづま
)
を合せたりしました。
銭形平次捕物控:072 買つた遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その部屋の眞ん中に、座布團を半分敷いて、好い年増が引つくり返り、首に赤い
扱帶
(
しごき
)
を卷いたまゝ、腰から下は、
前褄
(
まへづま
)
をきりゝと合せて、
寸毫
(
すんがう
)
の亂れもないのが不思議に目立ちます。
銭形平次捕物控:307 掏られた遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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