“べうばう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ベウバウ
語句割合
渺茫83.3%
淼茫8.3%
眇茫8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若草わかくさながら廣野ひろの一面いちめん渺茫べうばうとしてはてしなく、かすみけてしろ/″\と天中そらつきはさしのぼつたが、葉末はずゑかるゝわればかり、きつね提灯ちやうちんえないで
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
しかし人力はもとより限有るものであり、學海は淼茫べうばうとして、廣闊無涯のものであるから、百般の學科、悉く能く深きに達するといふ譯に行かぬのは無論である。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
眼路めぢ眇茫べうばうとしてきはみ無く、樹蔭こかげも見えぬ大野おほのらや
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)