“へんれい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
返戻60.0%
返礼20.0%
返禮20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この出資は後日組合を脱退せんとする者あるも、全くこれを返戻へんれいせず。また五十歳以上の者は、その出資額千円以上に達するにあらざれば、その加盟を許さずうんぬん。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
琴婆さんは蓄音器の返礼へんれいにと云って、文句もんくは自作の寿ことぶきを唄うて居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
げん七がいゑへはらぬがい、返禮へんれいどくなとて、心切しんせつかはらねど十けん長屋ながやの一けんものおとこ外出そとでがちなればいさゝかこゝろかゝるまじけれど女心をんなごゝろにはのなきほどせつなくかなしく
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)