“へんぽん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
翩翻85.7%
翩飜14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一時半月旗の影のダニウーブ河畔に翩翻へんぽんたりし時には、全欧州民族に顔色がんしょくが無かったでないか。しかるに今果して如何の状に在るか。
現代の婦人に告ぐ (新字新仮名) / 大隈重信(著)
「遠く、後方から来る一船団のうちの大船には、『こう』の字を印した大旗が翩翻へんぽんと立ててあるように見えまする」と、告げた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帝國軍艦旗ていこくぐんかんき翩飜へんぽんひるがへるをば、さら其時そのときは、軍艦ぐんかん」の萬歳ばんざいと、電光艇でんくわうてい萬歳ばんざいとを三呼さんこせられよ。
ただ、かの醤の陣営の目印のような高き望楼ぼうろうには、翩飜へんぽん大旆おおはたひるがえっていた。