“ふでか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不出来60.0%
不出來40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お力などと名ばかりもいつてくれるな、いはれると以前もと不出来ふでかしを考へ出していよいよ顔があげられぬ、何のこの身になつて今更何をおもふ物か、めしがくへぬとてもそれは身体からだの加減であらう
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いはれると以前もと不出來ふでかしをかんがしていよ/\かほがあげられぬ、なん此身このみになつて今更いまさらなにをおもふものか、めしがくへぬとてもれは身體からだ加減かげんであらう
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
愚鈍ぐどんではあるが子供こどもときかられといふ不出來ふでかしもかつたをおもふとなに殘念ざんねんのやうにもあつて、まこと親馬鹿おやばかといふのであらうが平癒なほらぬほどならねとまでもあきらめがつきかねるもので
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)