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不出来
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ふでか
ふりがな文庫
“
不出来
(
ふでか
)” の例文
旧字:
不出來
これほどまで
操
(
みさを
)
といふものを取止めて置いただけ
憐
(
あはれ
)
んで遣つてくれ、愚鈍ではあるが子供の時からこれといふ
不出来
(
ふでか
)
しも無かつたを思ふと何か残念の様にもあつて
うつせみ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ただしその笑い方は、他人の失策を嘲けったのではなく、親類の
不出来
(
ふでか
)
しを面白がったように見える。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お力などと名ばかりもいつてくれるな、いはれると
以前
(
もと
)
の
不出来
(
ふでか
)
しを考へ出していよいよ顔があげられぬ、何のこの身になつて今更何をおもふ物か、
食
(
めし
)
がくへぬとてもそれは
身体
(
からだ
)
の加減であらう
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“不出”で始まる語句
不出門行
不出來