“ふっか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吹掛70.0%
吹懸20.0%
吐掛10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敵が圧迫して来れば何時いつでも相手になる。こっちから喧嘩を吹掛ふっかけるのはよろしくないが、吹掛けて来れば相手になる。偉大漢いだいかんでも相手にする。
始業式に臨みて (新字新仮名) / 大隈重信(著)
「二十銭にいたして置きます。」と天窓あたまから十倍に吹懸ふっかける。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
道々みちみちも一ぷん絶間たえまもなくしゃべつづけて、カフカズ、ポーランドを旅行りょこうしたことなどをはなす。そうして大声おおごえ剥出むきだし、夢中むちゅうになってドクトルのかおへはふッはふッといき吐掛ふっかける、耳許みみもと高笑たかわらいする。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)