“ふたかゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
二抱50.0%
二擁50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その一室の如きは二抱ふたかゝへもある四角な黒檀こくたん質の柱が参拾本じつぽん以上並び、其れに電灯の映つたもとで幾十の食事の客が大理石の卓を囲んで居る光景はに見られない壮観であつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
木曾きそ檜木ひのき材木ざいもくとして立派りつぱなばかりでなく、赤味あかみのあるあつかは屋根板やねいたかはりにもなります。まあ、あの一トかゝへも二擁ふたかゝへもあるやうな檜木ひのきそばへ、お前達まへたちれてつてせたい。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)