“びやうきぜんくわい”の漢字の書き方と例文
語句割合
病氣全快100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此時江戸表には八代將軍吉宗公よしむねこう近習きんじゆめされ上意には奉行越前守は未だ病氣全快びやうきぜんくわいは致さぬか芝八山やつやまに居る天一坊は如何いかがせしやとほつと御溜息ためいき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
加へけれどもしるしなきゆゑ茂兵衞の枕元まくらもとへ金屋利兵衞をはじめ家内のこらず呼集よびあつわれ此度の病氣全快びやうきぜんくわい覺束おぼつかなし因て江戸の得意とくいを利兵衞殿へあづけ申なりせがれ吉三郎成人迄せいじんまで何卒我が得意先とくいさき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以て越前守方へ此度このたび將軍の上意じやういに越前守には未だ病氣全快びやうきぜんくわい致さぬかしば八山やつやまに居る天一坊は如何いかゞせしやとの御事なれば明朝みやうてう早速すみやか登城とじやう致し御返答ごへんたふ申上らるゝか今宵こよひの内に御役御免おやくごめん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)