“はまべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浜辺84.6%
濱邊11.5%
海濱3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど浜辺はまべに立ってたまさかに遠くの沖をかすめて通る船の影を見ると、わしには再び希望がびるように浮かんでくるのです。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
瀧口胸愈〻轟き、氣もなかば亂れて飛ぶが如く濱邊はまべをさして走り行く。雲に聳ゆる高野の山よりは、眼下に瞰下みおろす和歌の浦も、歩めば遠き十里の郷路、元より一こく半晌はんときの途ならず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
第七 一ヶげつ五六かなら村里むらざとはなれたる山林さんりんあるひ海濱はまべで、四五みち歩行ほかうすべきこと
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)