“はつちやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
八挺50.0%
発暢50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肝心かんじんことひおくれた。——赤蜻蛉あかとんぼは、のこらず、ひとつものこらず、みなひとつづゝ、ひとつがひ、松葉まつばにつないで、天人てんにん八挺はつちやうぎんかいいかだのやうにして飛行ひかうした。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
好色と恋愛と文学上に幾許いくばくの懸隔あるを、好色は人類の最下等の獣性をほしいまゝにしたるもの、恋愛は、人類の霊生の美妙を発暢はつちやうすべき者なる事を、好色を写す、即ち人類を自堕落の獣界に追ふ者にして