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にぬり
ふりがな文庫
“にぬり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
丹塗
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丹塗
(逆引き)
もう
一
(
ひと
)
つ
爰
(
ここ
)
の
景色
(
けしき
)
の
中
(
なか
)
で
特
(
とく
)
に
私
(
わたくし
)
の
眼
(
め
)
を
惹
(
ひ
)
いたものは、
向
(
むか
)
って
右手
(
みぎて
)
の
山
(
やま
)
の
中腹
(
ちゅうふく
)
に、
青葉
(
おおば
)
がくれにちらちら
見
(
み
)
える
一
(
ひと
)
つの
丹塗
(
にぬり
)
のお
宮
(
みや
)
でございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
みるみる品物と人々の位置が定まると、手ぶらと思った先頭の老人はいつのまにか二個の
丹塗
(
にぬり
)
の大椀を手にしており、一つを膝そばに置き一つを捧げて私に差す。
加波山
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
株立ちの
矮
(
ひく
)
い桜は落葉し尽して、からんとした中に、
山門
(
さんもん
)
の黄が勝った
丹塗
(
にぬり
)
と、八分の紅を染めた
楓
(
もみじ
)
とが、何とも云えぬ
趣
(
おもむき
)
をなして居る。余は御室が大好きである。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
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