“なんけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
南谿33.3%
南京22.2%
南𧮾22.2%
南渓11.1%
難経11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舊い頃ではたちばな南谿なんけいと共に可成り足跡そくせきが廣く、且又同じく紀行(漫遊文草)を遺した澤元愷たくげんがいが、この中岩を稱して、その上で酒など飮んでゐる事がその文によつて記臆に存してゐたからである。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
われを召して 南京なんけいに来らしめ
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
南𧮾なんけい東遊記とういうきを見るに、南𧮾東遊して津軽つがるに居たる時、六七日も風雨つゞきしうち、所の役人丹後の人やると旅店毎やどやごとにきびしくたづねしゆゑ、南𧮾あるじにそのゆゑを問ひければ、あるじいふやう
それからずっと後の天明てんめい年間に書かれた橘南渓なんけいの「西遊記」にも、九州の深山には山童やまわろというものが棲んでいるの、山女やまおんなというものを射殺したという記事が見えるから、その昔の文禄年代には
馬妖記 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
抽斎遺す所の手沢本しゅたくぼんには、往々欄外書のあるものを見る。此の如き本には『老子』がある。『難経なんけい』がある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)