“ならっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一家の主人、その妻を軽蔑すれば、その子これにならって母をあなどり、その教を重んぜず。母の教を重んぜざれば、母はあれどもなきが如し。孤子みなしごに異ならざるなり。
中津留別の書 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
他藩の例にならってこれを実地に活用することあたわず。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
左伝通読十一偏その中、塾も二度か三度かえた事があるが、最も多く漢書をならったのは、白石しらいしと云う先生である。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
成長の後でも自分で手本をならったらさそうなものだが、その時はすでに洋学の門にはいって天下の儒者流を目のかたきにして、儒者のすることなら一から十まで皆気に入らぬ、就中なかんずくその行状が好かない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)