“どくどく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
毒々75.0%
毒毒12.5%
滾々12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
突然白け切った夜の静寂せいじゃくを破って、けたたましい音響がほとばしる。毒々どくどくしい青緑色せいりょくしょく稲妻いなずま天井裏てんじょううらにまで飛びあがった。——電路遮断器サーキット・ブレッカーが働いて切断したのだった。
白蛇の死 (新字新仮名) / 海野十三(著)
此処ここのアラビヤ族の黒奴くろんぼ馬来マレイ印度インドのに比して一層毒毒どくどくしい紫黒色しこくしよくをして居て、肉も血も骨までも茄子なすびの色を持つて居さうに想はれる。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
甘いあったかな乳汁ちち滾々どくどくと出て来て、咽喉のどへ流れ込み、胸をさがって、何とも言えずおしい。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)