“とりすま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取済42.9%
取澄42.9%
取濟14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我がこの様な丸髷まるまげなどに、取済とりすましたる様な姿をいかばかりつらにくく思はれるであらう、夢さらさうした楽しらしい身ではなけれどもと阿関は振かへつて録之助を見やるに
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
どちらかと言へば狹く取澄とりすました店造りですが、中へ入つて見ると、思ひの外の構へで、數寄をこらした住居も手廣く、裏に商賣物の油ぐらがあつて、場所柄に似氣なく
取濟とりすましたるやう姿すがたをいかばかりつらにくゝおもはれるであらう、ゆめさらさうしたたのしらしいではなけれどもと阿關おせきふりかへつて録之助ろくのすけやるに、なにおもふか茫然ぼうぜんとせしかほつき
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)