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とくら
語句 | 割合 |
戸倉 | 33.3% |
十倉 | 33.3% |
徳倉 | 33.3% |
戸倉を出立して七里の
山路を
過ぎ、
花咲峠の険を
越えて川塲湯原村に
来り
泊す、此地に於て生死を共にし
寝食を同じくしたる人夫等十五名と
相別るることとなり、衆皆其
忠実冒険
尾瀬が原を
経て
戸倉に
帰るべしと、
議忽ち一决す、之に
依て戸倉に
至るを得べき日数も
予め
想像することを得、衆心
初めて安んじ、
犠牲に供したる
生命は
辛うじて
保つを得べからしめたり
曾根 あの、こちらが……
和久井さんでゐらつしやいます。こちらが、
十倉さん……。どうぞ、そちらへ、あなた……。
東の窓からは近く
香貫徳倉の小山が見え、やゝ遠く箱根の圓々しい草山から
足柄の尖つた峰が望まるゝ。北の窓からは
愛鷹山を前に置いた富士山が仰がるゝ。