“てびろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手廣50.0%
手広33.3%
手弘16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柳屋やなぎや土地とち老鋪しにせだけれども、手廣てびろあきなひをするのではなく、八九十けんもあらう百けんらずの部落ぶらくだけを花主とくいにして、今代こんだい喜藏きざうといふわか亭主ていしゆが、自分じぶんりに𢌞まはるばかりであるから
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
なかなか手広てびろにやってはいたが、こうした町家の常で、店は手一杯ていっぱい広がっていて、充分気楽に寝て保養をする場所がないので、妻のおきせさんが心配をして、堀田原にいる姉のお悦さんのもとへ来て
女商人をんなあきんどは答へた。「商売をも一層手弘てびろくやつてきたいと思ひますし、それに妙齢としごろの娘も二人ございますもんですから。」