“手広”の読み方と例文
旧字:手廣
読み方割合
てびろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
フラン毛布けっとを前に押附けて、これから福寿庵の前に車をおろします。車から出て板橋を渡って這入りますと、奥に庭が有りまして、あの庭は余程手広てびろで有りまして、泉水せんすいがございます。
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なかなか手広てびろにやってはいたが、こうした町家の常で、店は手一杯ていっぱい広がっていて、充分気楽に寝て保養をする場所がないので、妻のおきせさんが心配をして、堀田原にいる姉のお悦さんのもとへ来て