“つッぱ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
突張92.3%
衝放7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると丁度ちょうどハバトフもブローミウム加里カリびんたずさえてってた。アンドレイ、エヒミチはおもそうに、つらそうにおこしてこしけ、長椅子ながいすうえ両手りょうて突張つッぱる。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
風呂敷包を腰につけて、草履穿きで裾をからげた、杖を突張つッぱった、白髪しらがの婆さんの、お前さんとは知己ちかづきと見えるのが、向うから声をかけたっけ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
仮にも兄弟でそんなことは出来ませんと衝放つッぱねましたら、私を憎み出し、母親と二人していじめますゆえ、四五年前から駈出してしまおうかと思いましたが、参る所もないので
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)